はじめに
この記事では、**yuuandsmileが開催するワークショップの特徴のひとつ、「主体性」**について、少し深掘りしてご紹介します。
「主体性」とは?
「主体性」とは何か。調べてみると、
自ら判断し、行動すること
と書かれていました。
似た言葉に「自主性」がありますが、こちらは
指示に従って、行動すること
という意味のようです。どちらも「行動する」ことに変わりはありませんが、
**「誰の判断で動くか」**が大きな違いです。
「主体性」と「自主性」の違い ― 陶芸体験を例に
例えば「陶芸体験」を思い浮かべてみてください。
多くの陶芸教室では、限られた時間の中で「お皿1枚」「湯呑1個」など、作るものがあらかじめ決められているケースが多いと思います。
参加者は、手順に従って作業を進め、焼きあがった器を持ち帰る。それはそれで楽しい体験ですが、ここで大事にされているのは、「指示に従いながら行う」という自主性です。
一方で、「何を作るか?」を参加者自身に委ねる陶芸教室もあります。
「今日はどんなものを作ってみたいですか?」という問いから始まり、主催者は必要に応じてアドバイスや技術サポートをしてくれる。
このような教室では、参加者が自分で考えて、選んで、形にしていくプロセスが重視されており、「主体性」を大切にしているといえるでしょう。
そして、自由に発想し、形にするには、ある程度時間のゆとりも必要です。
「限られた時間」ではなく、「内側から湧いてくるものとじっくり向き合う時間」こそが、創造性の土台になるのかもしれません。
yuuandsmileのワークショップが大切にしたいこと
私たちが目指すのは、参加者はもちろん、主催者やサポートメンバー自身の**「心に火が灯るようなワークショップ」**です。
そのためには、一通り決められたプログラムをこなすのではなく、
参加者が**「自分で考えて行動してみる」こと=主体性**を大切にしたいと考えています。
だから、時間も短時間ではなく、ある程度の余白を持たせています。
それは、じっくりと内なる声に耳をすまし、浮かんできたことに素直に向き合うためです。
そのプロセスをそっと支えながら、やがて形になる。
そんなワークショップをつくっていきたいと思っています。
おわりに
yuuandsmileのワークショップは、「何かを学ばせる場」ではなく、
**「自分の中にある種を見つけ、それを育てる場」**でありたいと思っています。
そのために、私たちは「主体性」を大切にしながら場をデザインします。さて、それがどんなワークショップになるのか――
楽しみにしていてくださいね。